「CO₂排出量を把握してほしい」と取引先から言われたけど、何から始めればいいかわからない——そんな中小企業の声をよく耳にします。 まず知っておきたいのが「Scope(スコープ)」という概念です。 ■ Scope1・2・3とは? Scope1:自社が直接排出するCO₂ (例:自社工場のボイラー、社有車のガソリン使用) Scope2:購入した電気・熱の使用による間接排出 (例:オフィスや工場で使う電力) Scope3:取引先を含むサプライチェーン全体の排出 (例:原材料の製造、製品の輸送・廃棄) 中小企業がまず取り組むべきはScope1とScope2です。Scope3は大企業が算定を求められるもので、中小企業への直接義務はまだありません。 ■ 無料で使える計算ツール ① 環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/estimate_02.html 環境省が提供する公式サイトです。Scope1・2の算定方法の解説と、Excelベースの算定ワークシートが無料でダウンロードできます。公的機関のツールなので取引先への提出資料としても信頼性があります。 ② 計算の基本式 【Scope1】 排出量(t-CO₂)= 燃料使用量 × 排出係数 (排出係数は燃料の種類ごとに環境省が公表) 【Scope2】 排出量(t-CO₂)= 電力使用量(kWh)× 電力会社の排出係数 (排出係数は環境省の「電気事業者別排出係数」ページで確認可能) ■ 最初の一歩はここから 1. 電気・ガス・燃料の使用量を1年分まとめる(検針票・領収書でOK) 2. 環境省のExcelシートに入力する 3. CO₂排出量が自動計算される これだけで基本的なScope1・2の算定は完了します。所要時間は慣れれば半日程度です。 トゥモロービズでは、初めて排出量算定に取り組む企業様向けに、ヒアリングから算定・報告書作成まで伴走支援を行っています。まずはお気軽にご相談ください。 ▶ 当サイトでもScope1・Scope2の簡易算定プログラムを無料提供しています。環境省公表の排出係数を使用し、日次・月次・年次での入力、PDF出力に対応。ページ内「CO₂算定」メニューからご利用ください。